内定式という名のクロージング。
トピック「内定式」について
10月1日。
内定式に参加したんだろうなと思しきリクルートスーツの若者が街にはたくさんいました。
私が就職活動をしていた時は、面接解禁が4月で、内定式まで半年くらいありました。
就職活動を終えたのはたしか4月4日とかだったので、ほぼ半年、間があったわけです。
これが意味するのは、4月に就職活動が終わらず、ちょっと苦戦した人にとっても、
内定式までの「猶予」期間が半年あったということです。
「内定式に参加できないとなると、まじやばい。そこまでにはなんとかしないとー。。」
みたいなことが思えたわけですよね。
これが、8月に面接解禁になっている今。内定式まで2ヶ月ですね。
内定式ってある種「この会社に就職するんだ」っていう腹ぎめをする意味で、
学生にとっても、企業にとってもそれなりに大切なイベントであると思っています。
その、「腹ぎめ」をするまでの期間が、2ヶ月ですね。
この2ヶ月の間で数十万人いる学生が「腹ぎめ」できるのかって、ちょっと疑問です。
それを言っちゃえば、半年っていう期間だって、良いのかどうかっていう議論は
ありますが、それよりはストイックですよね。
学生にとっても(特に8月にすぐに就職先を決めきれなかった人。)、
企業にとっても(特に中小企業とか、内定式までに採用目標人数に達しなかった企業。)、
ちょっとしんどいですよね。
内定式はある種のクロージングイベントなわけですが、
「たった2ヶ月でクロージングされてもさ。。。」という心の声が聞こえてきます。
つくづく思うのだけれど、この就職活動のスケジュール変更は、
誰かをハッピーにしたのだろうか。
・学生の学業に専念できる期間は増えたのだろうか?
・学生が就活が決まらない期間がちょっとでも増えると内定式、終いには卒業式の
足音が聞こえてくるリスクが高まっちゃっていないだろうか?
・企業人事は結局インターンシップから躍起になって内定式までに採用目標人数に
達することができなくて、結局採用活動の長期化になっていないだろうか?
(これ結局日本企業の生産性下げてるからね。)
就活生は、決して心折れることなく、周りの支援も受けながら、
ぜひともハラオチする進路を獲得していただきたい。心からそう思います。