言いたいことが言える組織風土
うちの会社は立場がフラットで、言いたいことをちゃんと発言することができる風土・・・
なんて謳い文句があるけど、これを本当に実現している会社はほんとにすごい。
言いたいことが言えるということは、ある意味すごいこと
それは、「言われる側にとって」の話。
言いたいことが言える環境の場合、ある程度経験も積んでいけば気持ちよくコミュニケーションが取れてくるのかもしれないが、
先輩や上司に対して、ローキャリアの人からは、正直何を言われるかわからない。
すんごいめんどくさいことを言われるかもしれない。
めちゃくちゃしつこくつまらないことを問うてくるかもしれない。
でもそれを全力で受け止めて、忍耐強く問いかけにこたえていくのだから。
もし、そういうことをめんどくさがって、適当に返答していたり、
しつこすぎてイライラしすぎて叱ったりしたら、
そこは、下手すると言いたいことが言えない環境、
あるいは、言いたいことを言うことを諦める職場になる。
言うことに責任が伴うことに気づき、人は成長する
やりたいようにやらせる人がいて、何かあった時に責任を被ってくれる人がいて、
それに気づいて人は「責任」というものの重さ、発言の責任を考える
最初は、言いたい放題。やりたい放題。そういう暴れん坊もいるかもしれない。
(一見問題児扱いされるけど、個人的には意志があるだけマシだと思っている。)
言いたいように言わせてくれる人、やりたいようにやらせてくれる人が
組織の中にいるかどうかでその人のその後のキャリアは変わってくるように思う。
言いたいように言わせてくれる人がいて、初めて自分に対して信頼を寄せてくれていると感じ、
責任ある行動をとるようになるかもしれない。
やりたいようにやらせてくれる人がいて、トラブルになったりクレームになったときに頭を下げてくれる人がいて、
責任ある行動をとるようになるかもしれない。
その機会を創る支援をするのか、その機会を奪う支援をするのか。
言いたいことはなんでも言ってほしい というからには、何を言われても受け止める
という度量が求められる
じゃないと、信じて、勇気を持って、思っていることを発言しなくなることは大いにありうる。
言いたいことを言える組織は、
発言する側の度量も求めれるけど、
発言を受け止める側の度量も大きく求められる。